・会社のミーティングなどで、人前で発表しないといけないとドキドキして声がふるえる
・面接で、とても緊張してしまいうまく答えられない。
・会社で電話に出るのが怖い
・友人でも一緒にごはんが食べられない
・パーティーや忘年会などに参加するのが怖い
・車ででかけるのが怖い
・電車に乗るのが怖い
・出かけるとき、何度も鍵を確認しないと気が済まない
・火の元を確認したのに不安になって再度確認してしまう。
・耳鳴りがする、のどがつまる、過呼吸になる、息ができない

不安を原因とする疾患は多いです。日常的な誰でも感じる程度の不安でも本人にとっては耐えられないくらい強い不安の場合もあります。会社の朝のミーティングで1分スピーチをやらされたり、学校などで人前で発表しなければならないときがそうでしょう。誰でも人前で発表するのは緊張します。けれども声がふるえてしまい、「あの人、こんなことで緊張してる」と思われているかと思うと、とても恥ずかしくなります。このような思いを一回してしまうともう怖くて人前で発表できなくなります。大切な就職や高校・大学受験の面接でもそうです。緊張して声が出ず、結局面接に合格しなかった人もいるでしょう。こういった不安は抗不安剤でもあまり解消されませんが、βブロッカーという薬を飲むことでよくなることがあります。

また車で出かけるのが怖い、電車に乗るのが怖いという人がいます。こういった不安は抗うつ薬が効果的なことがあります。

また出かけるときにカギをかけたかどうかを確認するのがくせになってしまい、何度も何度も確認しないと出かけられない人もいます。こういう不安は強迫性障害といいますが、これも抗うつ剤が効果的なことがあります。

日常的で誰にでも不安はあると自分に言い聞かせて我慢せず、一度医師に相談してください。