Q:【00040】不眠症はどのように治療したらいいのですか

A:睡眠剤を飲むことと行動療法です。

まずは行動療法について説明します。夜に眠くなるように昼寝はしないことが重要です。ご高齢の方で家にずっといるからといって、お昼間ついうとうとされる方がいます。15分くらいならいいのですが、2時間もお昼寝してしまうと夜眠くなくなります。お昼寝は控えることが重要です。あとは軽く体を動かす、夕方以降はコーヒーを飲まないことも重要です。とくにコーヒーを夕方以降飲まないことは大切で、カフェインの半減期は2~8時間と言われているため、コーヒーを夕食後に飲んだりすると寝られなくなることがよくあります。

コーヒーだけでなく抹茶も意外とカフェインを含んでいるので夕方以降に飲むことはお勧めしません。

次に睡眠剤を飲むことです。不眠は様々な病気の引き金になりやすいです。また認知症のリスクも高まります。睡眠剤を飲んで寝られるのならば、服用を我慢して不眠が続くよりも健康によいです。

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